期間工が正社員になることは可能か?!|スバル期間工卒業生が解説

こんにちは以前スバルで期間工をしていました卒業生のせいじです。

このコーナーは、皆さんが期間工という仕事にたいしてもっている疑問に生の声でお答えするという企画です。

実際に期間工を経験したからこそ語ることができる内容を伝えていきたいと思いますのでよろしくお願い致します。

今回の期間工に関連する質問は「自動車メーカーが工場での期間工をよく募集していますが、期間限定ではなくずっと働くことはできないのでしょうか?」といったものになります。こちらについて詳しく解答していきたいと思います。

◆期間工が正社員になることは可能か?

この質問を聞いたときの自分の第一声は、「すごい共感できる」といったものでした。

期間工ではなく、これから安定した正社員の道を歩んでいきたいという質問者さんの安定志向が垣間見えました。

この質問とても分かります。

やはり安定は大事ですし当時期間工だった自分は不安でした。また正社員というのもステータスだとも感じていました。

期間工の人で正社員になることを希望する方は結構いらっしゃいます。まずはなぜ正社員を希望する方が多いか?という当たり前のところから見ていきたいと思います。

◇そもそも正社員になるメリットとは?

すこし話はそれますが、期間工として働いていたときにプロッパーの方々(正社員)と話しをしていたとき、自分がギリギリで生きている感じがしました。まあ要するに余裕がないと感じました。

自分が勤めていたときはリーマンショックがあり、自動車業界の不景気の余波の影響をモロにうけたので、明日働けないとはまさにこういうことだなという感じで毎日仕事をしていたのを覚えています。

不景気もありその結果、自分は4ヶ月の更新をすることなくスバルの期間工を終えてしまいました。やはり正社員であれば簡単にきられることはなかったでしょう。

入ったときは「最初は4か月でそれ以降2か月とかそんな感じで更新しますよ」と「大丈夫、更新とかちゃんとできるから全然心配ないよ」って言われていましたが、歴史的な恐慌がおこってしまいあえなく更新不可という運びになりました。

当時はとても悲しく働きたくても働けないという状況だったので、今回の質問にとても共感できるのでしょう。

◇他の期間工を見て感じたこと

結論から申しますと期間工からの正社員登用は結構難しそう......というのが当時の僕の印象でした。

理由としては他の期間工さんで、歴が長い方が結構いたりします。

僕が知っている中では20年ほどやってらっしゃる方がいました。

期間工の満了期間というのは2年と11ヶ月みたいなところでいったん区切りをつけてまた再入社という形になります。

新たな契約期間が始まることと更新は別でして、更新をすべて終えた満了が2年11ヶ月を繰り返して繰り返した結果20年期間工をされてきたという方がいらっしゃいました。

つまり20年働いてそういう方がいらっしゃるということは、正社員登用難しいのでは?と僕は常々思っていました。

厳しい言い方をすると20年間期間工をやっていたということは正社員になるチャンスに恵まれなかったと感じました。

しかしその方は決してお仕事ができない方ではなかったというのがポイントになりますね。

と言いますのもその方は僕に仕事を教えてくれた人で、行員としてすごく俊敏な動きをしてテキパキと仕事をこなす人とでした。

もちろん人間的にも人当たりが良く、僕にも優しく教えていただいて周りからの信頼も厚い方だったのですが、それでも20年期間工をやっていました。

なんなんだこれは?!と思うでしょう。僕もそこまでいったのであればちょっと正社員にしてあげても良いのではと思っていました。

しかしなぜ正社員になれなかったのかという理由も見えてきました。

◇ネックはずばり年齢!?

その方は20何年期間工をやっていましたので、50代~50後半ぐらいの方だったと思います。

ということは当時をさかのぼると、30歳とか35歳とかそれぐらいの年齢の時から期間工をされていらっしゃったということになります。

ここからは推測になるのですが、そうなるとネックになったのは年齢的な話だということですね。

これから行員正社員としてキャリアを形成していくとなったときに、やはり年齢的なところがネックです。肉体労働ですしその人がどれだけ働いていけると言っても、それを判断することが他者には難しく結果として簡単な指標が年齢になってしまうわけです。

なかには個人差があって40、50歳にもなっても体力がまだ20代前半の人と変わらないと言う人もいますけど、そこはあくまで個人の計り知れない部分でありますのでやっぱり一番判断しやすいのは年齢だと思います。

したがって30代に入ってしまうと、一般的な企業でも転職はかなり大変になってくるでしょうし、例えば未経験で別の業界に入るという転職でしたらもうかなり厳しくなってきます。

そういう観点で見ると期間工に入りだしたのが30歳となるとそこから長く働いていただきたいという思いがあれば、ちょっと年齢が、もうちょっと若ければ良いといった会社側の気持ちも分からなくもありません。

例えば19、20歳とかであればこれから長いキャリアを形成していくにあたって、先ほどの方と10年ほどの差があるわけです。

10年はやはり大きく、その10年でどれだけ労働力を会社に提供できるかと考えると、それだけで車何台か造れるといった差がでてきます。

したがって年齢的な話で言いますと、質問者の方が20代前半とか30歳には届かないぐらいの人であれば、正社員登用は無理な話ではないと思います。

◇それでも働き続けたい場合はどうすれば良い?

それでも働き続けたいと思う方もいるでしょう。その場合は期間限定ではなく正社員のほうで面接を受けるのが得策だと思います。

いつか雇ってくれるのではと期待して待っているだけでは、どうなるかなんてわかりません。環境を変えたいのでしたら自分から行動をおこすことが大事になってきます。

それで面接が駄目でしたら期間工で少しずつキャリアを形成してまじめに勤務をし、会社からの信用を勝ち取って虎視眈々と規雇用のポストを狙うという方向性でいけば良いのではと考えます。

まずやってみるのは正社員の面接をうけることが一番です。

期間工はどこでも募集していて間口は広いので面接をチャレンジしていくべきでしょう。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?

今回は会社側の都合や経験談からの推測もありましたけど、僕の周りでは長く期間工をやっている方もいらっしゃって年齢によってはそういった正社員の登用には向かないところもあるといったお話でした。

以下が今回のまとめになります。

  • 短期間で高給を稼げる期間工にもメリット・デメリットがありそこをちゃんと理解する。
  • 期間工としての長いキャリアがあるからといって正社員に登用されるわけではない。
  • 正社員として働きたいなら期待して待つのではなく、自分からアプローチ(面接をしにいく)をかける。

以上が「自動車メーカーが工場での期間工をよく募集していますが、期間限定ではなくずっと働くことはできないのでしょうか?」という質問についての回答でした。

この記事を読んでいる方でしたら少なからず正社員登用に興味があるとおもいますので、ぜひ自分から行動をしてみるとよいでしょう。